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注文住宅の建設で失敗しやすいポイント

私たちが購入する中で高額なものといえば、住宅は最たるものではないでしょうか。

特に、自分たちの理想を実現できる注文住宅は、色々詰め込みたくなってしまうものです。しかし、これは不要だった、使い勝手が悪い間取りになってしまったなど、生活してみなければわからないことが多々出てきます。

注文住宅で失敗した例や対策などを、各設備ごとにまとめました。注文住宅を検討している方の参考になればと思います。

間取り別、失敗例のまとめ 屋内

キッチン

広すぎても狭すぎても困る、それがキッチンです。作業をするのに必要な調理器具やツールの収納ができ、調理中の作業を効率的に行える近い距離間を重視したいところです。

キッチンで失敗しやすいポイントは収納場所と調理作業台のスペースのバランスです。

中でも見落とされがちなのが、キッチンの高さ。高すぎると腕や肩に負担がかかりますし、低すぎると腰を痛める原因にもなります。ほぼ毎日使用することを考えると、主に使用する人の身長÷2+5センチ程度が良いとされています。

対面式のキッチンは人気が高い設備ですが、通路が狭くてごみ箱がおけなかったり、作業スペースを広くとらなかったために、調理器具でいっぱいになってしまったなどの失敗例があります。

キッチンにどんな調理家電、器具をおくか大きなものだけでも書き出して、どの位置に置くのかもイメージしておきましょう。イメージしておくことで、コンセントの位置も考えることができるようになります。

リビング

リビングは、家族のだれもが寛げる空間にしたいですね。開放的で明るいのはもちろん、急なお客様を迎える場所として、収納面でもすっきりとしておきたいものです。

しかし開放的なリビングにこだわって、大きな窓を設置したことで、収納場所がなくなってしまったり、吹き抜けにしたけれど寒くて困ったなどの失敗談が多いです。吹き抜けにしたいときは、シーリングファンなどを天井に設置して空気を循環させることで、解決できることもあります。

リビングは、家族全員のものが集まりやすい場所です。十分な収納スペースを確保しておきましょう。

また二階にリビングを設置したところ、夏の暑さに困ったという例もあります。対策としては、外からの熱を遮断する壁にしたり、日当たりや採光を考慮した窓の位置にするなどがあります。

トイレ、お風呂の水回り

トイレやお風呂などの水回りは、オシャレに重点をおくよりも、掃除の頻度を考えて、汚れの目立ちにくい素材を使用することも考慮したいですね。

特に気を付けたいのが、床の色です。白やクリーム色などの淡すぎる床だと、脱衣所や洗面所では知らないうちに抜けた毛などが目立ちやすいので、頻繁に掃除しなければなりません。逆に、黒っぽいものや濃い茶色だと、埃が目立ってしまいます。

建売住宅などを見学したときに、トイレや洗面所などの床の色が、なんだか中途半端な色だな、と感じた方もいるのではないでしょうか?実は汚れや埃、ごみなどが目立ちにくい色にしている、という理由があるのです。

もちろん、こまめに掃除をし、常に綺麗な床を保てるなら、淡い色彩のものでもいいでしょう。

玄関

玄関は、その家の顔ともいうべき場所です。また、意外と収納したいものが多く、外遊び用の道具やボール、折りたたんでもスペースを取ってしまうベビーカーなど、片づけるところがないと、玄関が狭くなってしまいます。

コートをかけておける、コートクロークなどがあると便利ですし、外からの花粉やウイルスなどを中に持ち込まないというメリットもあります。

しかし、収納スペース広くとるために、大きな下駄箱収納を設置したことで、圧迫感を感じる例もあり、一概に広ければいい、というものでもないのです。解決策として、下駄箱を鏡ばりにして、奥行きを感じさせるようにする方法があります。お出かけ前の身だしなみチェック用にも、玄関の全身鏡は重宝するのではないでしょうか。

あと、玄関の照明スイッチについてもチェックしておきたいですね。人感センサー付きで、帰ってきたら自動で点灯する設備だと便利ですが、自分でつける場合はなるべく靴をはいたままで手が届く位置にスイッチを設置した方が便利でしょう。

収納場所

広々としたウォークインクロゼットやあまり使わないものをすっきり片づけられるロフトや屋根裏収納は憧れますね。

しかし、どんなに広い収納も、設置する位置によっては不便になることもあります。掃除機や脚立などの大きな家電や器具は使う場所から近いところに収納するのが鉄則です。ロフトや屋根裏はいったん収納してしまうと、使いたいときに取り出すのが重労働な上、暑さや湿気の対策が必要です。

ウォークインクローゼットにスペースを割いて、肝心の部屋が狭くなってしまうのも避けたいですね。通路分のスペースも必要なウォークインクローゼットは、意外と収納できる部分が少ないので、部屋の広さによっては壁面収納にすることも検討しましょう。

間取り別、失敗例のまとめ 屋外

ベランダ

ベランダに洗濯ものを干す場合には、少々の雨くらいはしのげるよう、屋根は設置したほうが良いでしょう。雨による物干しざおの劣化も軽減されます。

また、意外とベランダは外からのゴミや埃などで汚れやすいものです。屋根をつけることで、防げるものもあるでしょう。

車庫・駐車場

駐車場のスペースは、家族の成長とともに増える自転車の数や、車のサイズなども考慮して広めにとる方がいいです。コスト削減のために、後付けにしてしまいがちですが、屋根も最初からつけることをおすすめします。

後付けにしたために、見た目が悪くなってしまったという失敗例があります。注文住宅で建設する場合、最初に使用する建設商品の在庫がなかったり、業者のスケジュールが合わずに別業者に依頼する形になったりして、どうしても後付けの痕が目立ちます。

いずれ設置することがわかっているなら、最初から組み込む方が、結果的にはコスト削減にもなります。

不要だった憧れの住宅設備

キッチンや洗面所の床下収納

床下収納は、キッチンや洗面所で、目隠し収納として、またはストックの収納として便利と考えて設置する人も多いですが、意外と使い勝手の悪いものでもあります。

まず、床下収納の上は、なにも置けません。家具の端が乗ってしまうと扉が開閉できないため、使用できなくなります。「もったいない」と感じる人も多いようです。

リビング階段

子供が小さい間は、子供の帰宅がよくわかると考えて、開放的な雰囲気を重視し、リビング階段の間取りにすることがありますが、扉で閉め切ることができないため、冷暖房の使用時に、効きにくくなってしまい、光熱費のコストがかかってしまうというデメリットがあります。

家族全員が集まるリビングが、快適な温度で過ごせないのは憩いの場としてはマイナスです。

作り付け収納やエアコン内臓

注文住宅は、デザイン性の高い設備や色味の薄いナチュラルな材質の設備に目がいきがちです。作りつけの収納や、エアコンや食器洗機の内臓なども憧れますね。

しかし、これらの設備は費用がかさむうえ、設置後のメンテナンスや故障時の修理が困難になることもあります。

例えば、食洗器の故障時には、キッチンの機能にも影響がでたり、エアコンの修理をするために壁を取り除かなければならなかったりという弊害が起こる可能性があります。

また作り付け収納の本棚なども憧れる設備ですが、壁一面を書棚にしても、本がそれほどない場合には、デッドスペースになってしまう可能性もあります。また逆に、ぎっちりと本が収められているのも、圧迫感を感じますし棚の破損にもつながりかねません。

意外なところにもある失敗例

デザイン性を重視するあまり、掃除の手間が増えてしまったり、日常生活において危険な造りになってしまう設備もあります。階段や庭の植木に関するものは、注意を払う優先順位が低くなりがちです。

例えば、二階に続く階段を、スケルトン仕様にした方の話ですが、小さなお子さんが慣れない階段を踏み外しかけ、怪我をするところだったというケースもあります。大人だけの生活だから、と思っていても、将来的に子供と一緒に住むビジョンがあるのなら、敬遠したい仕様です。

庭の植木に適したものを調べずに、見た目だけで植木を選んでしまった方の話では、季節が変わったころの落ち葉の量が多く、自宅だけでなく、隣の敷地まで飛んでしまったという人も。もちろん、自宅の庭の掃除もこまめに行うことになり、手間が増えて困ったということもあります。

このように、どんなに家の隅々までチェックし、慎重に計画をすすめていっても、まったく不備のない理想通りの家、というのは実現が難しいものであることがわかります。だからこそ、後悔のないように、少しでも理想に近い快適な家にするための知識を得て、具体的なイメージを持って購入することが重要です。

失敗や後悔をしないために

注文住宅は、一生に一度ともいえる大きな買い物です。失敗しないためには、自分たちの理想だけで決定せず、実際に注文住宅を建てた体験の中から参考にしたり、設計や建設の専門家などの話も十分に聞いたうえで、毎日の生活が快適に過ごせる家を建てましょう。

しかし慎重に慎重を期しても、住んでいればどこかしらで不備は出てくるものです。アフターケアのしっかりした業者かどうかを調べておいたり、注文住宅の実績を持つ設計士がいる業者さんをリサーチしたりすることも必要です。取り外しや後付けのできる設備があるのかどうかも知っておくことで、簡単なリフォームで解決できることもあるでしょう。

みんなが過ごしやすい家にするために、家族全員の家での過ごし方や、タイムテーブルなどを見直すことで、家の中のどの部屋にどのくらいの収納が必要か、本当に設置したい設備は何なのかが見えてくるのではないでしょうか。

神奈川のデザイナーズ住宅メーカー徹底ガイド