費用目安と優遇税制

注文住宅・デザイン住宅を建てる上で気になる費用相場をリサーチ。家づくりにかかる費用の目安だけでなく、長期優良住宅による減税やフラット35などの情報もまとめています。

注文住宅にかかる費用の相場を知ろう

注文住宅・デザイン住宅を建てるにあたり、気になるのはやはりその費用。家を建てる地域・土地・デザイン・施工業者などによって費用は異なりますが、おおまかな費用の目安を調べてみましたのでぜひ参考にしてください。

  • 本体工事価格
    建物そのものを施工する費用。総費用の75~80%が本体工事価格にあたり、坪単価×延べ床面積で計算可能です。坪単価60万円で延べ床面積が35坪であれば、2,100万円が本体工事価格となります。
  • 設計料
    家の設計作業にかかる費用。依頼する施工業者によって費用には差があり、工務店では工事価格の2~5%・設計事務所では10~15%が目安。ハウスメーカーの場合は、1からデザインを起こす住宅以外は工事価格に含まれていることが多いようです。
  • 測量費・地盤調査費
    土地の測量・地盤調査が必要な場合は、別途料金が発生します。測量費の目安は3万円程度、地盤調査は7万円前後が相場のようです。地盤調査の結果、地盤改良が必要となった場合はさらに30~100万円ほどの経費がかかります。

以上が、住宅本体を建てるのにかかる費用。それ以外にかかる費用は以下の通りです。

  • 登記費用
    購入住宅の不動産登記・司法書士への報酬などが登記費用にあたります。住宅購入者本人が登記を行うことはできないため、専門の司法書士への依頼が必須。3,000万円の住宅購入であれば、登記費用は10~20万円ほど見ておくとよいでしょう。
  • 住宅ローン費用
    住宅ローンを組むにあたっての事務手数料・保証料・団体信用生命保険料などがこれにあたります。内容や金額は、ローンの種類や金融機関によって変化。
  • 印紙税
    住宅ローンを組む場合、収入印紙として納める税金。借入額によって費用は異なりますが、5,000~1万円かかります。
  • 地鎮祭・上棟式の費用
    地鎮祭の相場は3~6万円、上棟式には10万円前後の費用がかかります。
  • 引越し費用
    4人家族の引越しであれば、一般的な費用の目安は10~15万円ほど。移動距離や荷物の量、プラン内容によって料金は前後します。

注文住宅・デザイン住宅をお得にできる減税ポイント

質の高い住宅を建てるからこそ得られるメリットとして、「長期優良住宅」と「フラット35」についてまとめました。

長期優良住宅

注文住宅・デザイン住宅では、一定の条件を満たすことで「長期優良住宅」という認定が受けられます。認定を受けると、住宅ローン減税・固定資産税・登録免許税などが安くなるというメリットがあります。

そんな長期優良住宅の認定を受けるための条件は以下の通り。

  • 耐久性能(劣化対策):構造躯体が100年程度使用できる耐久性を持つ
  • 耐震性:まれに発生する大地震に対しても倒壊・崩壊しにくい
  • 維持管理の容易性:内装・設備が維持管理しやすい
  • 省エネルギー性:高断熱などの省エネルギー性が確保されている
  • 居住環境:地域の街並みと調和した良好な景観
  • 住戸面積:良好な生活に必要な広さが確保されている(75平米以上)
  • 維持保全:定期点検や補修計画が策定されており、長く快適に住める

これらの条件を満たし、都道府県・市・区などの所管行政庁に認定申請を行なうことで、認定を受けることができます。長期優良住宅は着工する前にすべての手続きをしておく必要があるため、希望するなら早めに施工業者へ相談しておくようにしましょう。

フラット35

フラット35とは、民間金融機関と住宅金融支援機構による長期固定金利住宅ローン。最長35年のローンを組むことができ、借入時に返済終了までの金利・返済額が確定するのが特徴です。

一般的な住宅ローンに比べて審査基準がゆるく、全期間固定金利なのでライフプランを立てやすいのがメリットです。

また、フラット35の申し込み者が耐震性・省エネルギー性に優れた住宅を購入・取得した場合に適用される「フラット35S」という商品もあります。適用されればフラット35の借入金利が一定期間引き下げられるため、ぜひ覚えておきましょう。